「御言葉の宣教を支える奉仕」 佐藤義子 牧師

/n[詩編] 37:30-31 30 主に従う人は、口に知恵の言葉があり/その舌は正義を語る。 31 神の教えを心に抱き/よろめくことなく歩む。 /n[使徒言行録] 6章1-7節 1 そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである。 2 そこで、十二人は弟子をすべて呼び集めて言った。「わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。 3 それで、兄弟たち、あなたがたの中から、““霊””と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。 4 わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。」 5 一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、 6 使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。 7 こうして、神の言葉はますます広まり、弟子の数はエルサレムで非常に増えていき、祭司も大勢この信仰に入った。 /nはじめに  私達の伝道所はまだ礼拝堂がありません。近い将来、礼拝堂が与えられることを信じて祈りつつ、礼拝堂のための建築基金献金が献げられております。しかし「教会」とは「イエスは主である」「イエスはキリスト・救い主である」という「『信仰告白』共同体」を意味しますから、会堂がなくても、ここに教会は存在しています。 /n教会のなりたち  私達はこれまで使徒言行録を通して、教会の成り立つ根拠を見てきました。一つは神の御子であるイエス・キリストが歴史のうちに与えられた(神様から遣わされて地上に生きられた)という事実。2つにはイエス・キリストについての聖書の証言。3つには使徒達を中心とした宣教です。この三つが聖霊の働きによって、一人一人に信仰を起こさせるのです。よく、「信仰が賜物として与えられる」といいますが、それは聖書に記されているように、聖霊によらなければ誰も「イエスは主である」といえないからです(一コリント12:3)。求道者の方々の中で、「イエス・キリストは私の主です。救い主です。」という信仰が与えられましたら、それは聖霊の働きであり神様からの招きによるものですから、喜んでその信仰を受けていただきたいと願い、また、与えられた信仰を公けにしていただきたいと願っています。 /n教会に起きた不協和音  さて、初期のキリスト教会では財産を共有し、互いの必要を満たし合いながら、平和が保たれていましたが、本日の聖書によれば、弟子の数が増えてきて、教会の中に不協和音が生じたとあります。内容は、ギリシャ語を話すユダヤ人からヘブライ語を話すユダヤ人に対して、やもめ達(夫を亡くした婦人達)の食事の援助が軽んじられたという苦情でした。人間のすることは完全ではなく、必ずどこかで不備が起こります。故意ではなく、結果的にそうなってしまう場合もあります。 /n使徒の決断  この時、使徒達のとった行動は、苦情を即、解決しようとするのでなく、弟子をすべて集め、出された苦情をはじめとするさまざまな現実の課題に対処する人を七人選ぶという、宣教の姿勢を根本的にととのえることでした。使徒達が神の言葉をないがしろにしない為に、現実に起こる諸問題は選ばれた人々=「霊と知恵に満ちた評判の良い人」に任せて、自分達は祈りと御言葉の奉仕に専念する、と宣言したのです。御言葉の奉仕とは、イエス・キリストの事実と、イエス・キリストを証言する聖書(神の言葉)と、それに基づく福音の宣教に仕えることです。この3本の柱がおろそかにされるならば、教会は建ち続けることができません。それゆえに御言葉の奉仕者は、このことに専念するのです。 /nただし、現実的な課題も重要である  しかしそれと同時に、「人が生きる」という地上的な事柄への配慮や現実的な課題に対処することの大切さも語られています。この職務をただ漠然と有志の方の奉仕に委ねるのではなく「霊と知恵に満ちた評判の良い人」を選び、その使命が神の力によって遂行できるように「按手」(あんしゅ・手を置いて祈る)をした(6節)、というこの経緯をみただけでも、この仕事を使徒達がどれ程大切に考えていたかを私達は知ります。 /n霊と知恵に満たされたクリスチャンへの道を歩もう! 「こうして神の言葉はますます広まり、弟子の数はエルサレムで非常に増えて行き」(7節)、敵対する祭司達からも、「イエスは主である」との信仰を与えられた者が起こされて信者の群に加わりました。キリストの弟子として招かれている私達は、宣教の業が前進していく為に、選ばれた七名のように霊と知恵が与えられるよう祈り求め、御言葉の奉仕者を支えつつ、神様の憐れみの中で成長していきましょう!!

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