「ユダヤ人も異邦人も」 佐藤義子 牧師

/n[イザヤ書] 55章8―13節 8 わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり/わたしの道はあなたたちの道と異なると/主は言われる。 9 天が地を高く超えているように/わたしの道は、あなたたちの道を/わたしの思いは/あなたたちの思いを、高く超えている。 10 雨も雪も、ひとたび天から降れば/むなしく天に戻ることはない。それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ/種蒔く人には種を与え/食べる人には糧を与える。 11 そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も/むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ/わたしが与えた使命を必ず果たす。 12 あなたたちは喜び祝いながら出で立ち/平和のうちに導かれて行く。山と丘はあなたたちを迎え/歓声をあげて喜び歌い/野の木々も、手をたたく。 13 茨に代わって糸杉が/おどろに代わってミルトスが生える。これは、主に対する記念となり、しるしとなる。それはとこしえに消し去られることがない。 /n[使徒言行録] 11章1―18節 1 さて、使徒たちとユダヤにいる兄弟たちは、異邦人も神の言葉を受け入れたことを耳にした。 2 ペトロがエルサレムに上って来たとき、割礼を受けている者たちは彼を非難して、 3 「あなたは割礼を受けていない者たちのところへ行き、一緒に食事をした」と言った。 4 そこで、ペトロは事の次第を順序正しく説明し始めた。 5 「わたしがヤッファの町にいて祈っていると、我を忘れたようになって幻を見ました。大きな布のような入れ物が、四隅でつるされて、天からわたしのところまで下りて来たのです。 6 その中をよく見ると、地上の獣、野獣、這うもの、空の鳥などが入っていました。 7 そして、『ペトロよ、身を起こし、屠って食べなさい』と言う声を聞きましたが、 8 わたしは言いました。『主よ、とんでもないことです。清くない物、汚れた物は口にしたことがありません。』 9 すると、『神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない』と、再び天から声が返って来ました。 10 こういうことが三度あって、また全部の物が天に引き上げられてしまいました。 11 そのとき、カイサリアからわたしのところに差し向けられた/三人の人が、わたしたちのいた家に到着しました。 12 すると、““霊””がわたしに、『ためらわないで一緒に行きなさい』と言われました。ここにいる六人の兄弟も一緒に来て、わたしたちはその人の家に入ったのです。 13 彼は、自分の家に天使が立っているのを見たこと、また、その天使が、こう告げたことを話してくれました。『ヤッファに人を送って、ペトロと呼ばれるシモンを招きなさい。 14 あなたと家族の者すべてを救う言葉をあなたに話してくれる。』 15 わたしが話しだすと、聖霊が最初わたしたちの上に降ったように、彼らの上にも降ったのです。 16 そのとき、わたしは、『ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは聖霊によって洗礼を受ける』と言っておられた主の言葉を思い出しました。 17 こうして、主イエス・キリストを信じるようになったわたしたちに与えてくださったのと同じ賜物を、神が彼らにもお与えになったのなら、わたしのような者が、神がそうなさるのをどうして妨げることができたでしょうか。」 18 この言葉を聞いて人々は静まり、「それでは、神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言って、神を賛美した。 /nはじめに  本日は、この伝道所で礼拝を捧げるようになって満7周年の感謝礼拝です。今日まで、主にある兄弟姉妹と共に神様を礼拝し、神様の伝道の業にあずからせていただけたことは計り知れない恵みです。伝道は、「道を伝える」と書きます。道とは天国への道、永遠の命への道です。イエス様は「私は道であり、真理であり、命である。私を通らなければ誰も父のもとに行くことができない。」(ヨハネ14章)と言われます。イエス様は神の御子・救い主であられ、この方を通らずに、私達の救いはありません。 /n滅ぶべき私達  そもそも私達全ての人間は、滅ぶべき定めにありました。たとえ世間の人達から「あなたは善い人だ」と言われたとしても、ロマ書は「正しい者はいない。一人もいない。悟るものもなく神を探し求めるものもいない。善をおこなう者はいない。ただの一人もいない。」(3:9-)と断言します。神様の目からみれば、私達人間は正しいとはいえず、善人でもありません。そして最終的に私達を待っているものは、「罪が支払う報酬は死です。」(ロマ6:23)とある通りです。死は人生の終着駅であり滅びへの道でした。 /n永遠の命  けれども「神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)とあるように、神様は私達の為に救いの道を開いて下さいました。御子イエス・キリストを遣わされ、十字架の死によって私の罪が赦されたという福音を信じて、悔い改めるすべての人に、神様は永遠の命を約束して下さいました。これが教会で語り継がれている喜びの使信です。 /n異邦人への聖霊降臨  この福音は、初めはユダヤ人に限られて伝えられておりました。しかし神様は、不思議な導きをもってペトロを異邦人へと遣わし、その福音を聞いていた異邦人の上に聖霊が降り、ペトロは彼らに洗礼を授けました。今日の聖書には、このことがエルサレムに住む人々に知れ渡り、ペトロは、異邦人と一緒に食事をしたことをユダヤ人から非難された出来事について記されています。 /nペトロの説明  ユダヤ人の律法では、異邦人(律法を持たず、汚れた者)との食事は自分達を汚(けが)す行為として禁じられていました。非難を受けたペトロは、相手が分かるように、事実を順序正しく説明していきました。その結果、「この言葉を聞いて人々は静まり、『それでは、神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ』と言って、神を賛美し」(18節)たのでした。 宗教問題における議論は、時として深刻であり、分裂を生み出します。しかしここで、ユダヤ人の「異邦人に対する頑なな思い」を打ち砕いたのは、「こうして、主イエス・キリストを信じるようになった私達に与えて下さったのと同じ賜物を、神が彼らにもお与えになったのなら、わたしのような者が、神がそうなさるのをどうして妨げることができたでしょうか」(17節)とあるように、神様の働きを受け入れる信仰です。 /n神様の働き  信仰の賜物も、聖霊が与えられる恵みも、特別な人々だけに与えられるのではなくて、求める者には誰にでも与えられる神の普遍的な祝福であることを、聖書は私達に伝えています。神様の御計画は人間の思いや戸惑いを打ち破って前進していくのです。福音が語られるところ、聞かれるところでは「神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えて下さ」(18節)います。8年目の歩みを始めるにあたり、信仰者は御言葉に従う者として証しをし、神を求める者には信仰の賜物が与えられる確信をもって祈り求めましょう。私達の国籍は天にあることを喜び感謝しましょう。

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