「第一宣教旅行」 佐藤義子 牧師

/n[ホセア書] 14章9-10節 9 ああエフライム/なおも、わたしを偶像と比べるのか。彼の求めにこたえ/彼を見守るのはわたしではないか。わたしは命に満ちた糸杉。あなたは、わたしによって実を結ぶ。 10 知恵ある者はこれらのことをわきまえよ。わきまえある者はそれを悟れ。主の道は正しい。神に従う者はその道に歩み/神に背く者はその道につまずく。 /n[使徒言行録] 13章1-12節 1 アンティオキアでは、そこの教会にバルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、キレネ人のルキオ、領主ヘロデと一緒に育ったマナエン、サウロなど、預言する者や教師たちがいた。 2 彼らが主を礼拝し、断食していると、聖霊が告げた。「さあ、バルナバとサウロをわたしのために選び出しなさい。わたしが前もって二人に決めておいた仕事に当たらせるために。」 3 そこで、彼らは断食して祈り、二人の上に手を置いて出発させた。 4 聖霊によって送り出されたバルナバとサウロは、セレウキアに下り、そこからキプロス島に向け船出し、 5 サラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神の言葉を告げ知らせた。二人は、ヨハネを助手として連れていた。 6 島全体を巡ってパフォスまで行くと、ユダヤ人の魔術師で、バルイエスという一人の偽預言者に出会った。 7 この男は、地方総督セルギウス・パウルスという賢明な人物と交際していた。総督はバルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞こうとした。 8 魔術師エリマ――彼の名前は魔術師という意味である――は二人に対抗して、地方総督をこの信仰から遠ざけようとした。 9 パウロとも呼ばれていたサウロは、聖霊に満たされ、魔術師をにらみつけて、 10 言った。「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。 11 今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう。」するとたちまち、魔術師は目がかすんできて、すっかり見えなくなり、歩き回りながら、だれか手を引いてくれる人を探した。 12 総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚き、信仰に入った。 /nはじめに  使徒言行録13章と14章には、使徒バルナバとパウロがアンティオキア教会から伝道旅行に送り出されたこと、そして各地でどのように伝道がなされていったのかが記されています。 今日の聖書の1節から3節には、アンティオキア教会でリーダー的な存在であったと思われる五人の名前が挙げられています。筆頭にバルナバ、そしてシメオン、ルキオ、マナエン、最後にサウロの名前が記され、これらの人々を、「預言する者や教師たち」と紹介しています。 /n送り出す教会  コリントの手紙には「あなたがたはキリストの体であり、また、一人ひとりはその部分です。神は、教会の中にいろいろな人をお立てになりました。第一に使徒、第二に預言者、第三に教師、次に奇跡を行う者、その次に病気を癒す賜物を持つ者、援助する者、管理するもの、異言を語る者などです。」とあります(12:27-28)。このように教会は、キリストの体としての機能を果たす為に、それぞれの賜物に応じて奉仕が捧げられていました。彼らが礼拝し断食をしていた時「バルナバとサウロを伝道に送り出すように」との神の御心が示されました。信仰による一致のもとで、彼らは再び断食を伴う祈りをささげ、二人の上に手をおいて祈り(按手)、出発させました。按手は、新しい使命が与えられたこと、その使命を果たすのに必要な聖霊の賜物が備えられることを象徴するものです。 教会は二人を、神様の恵みと導きと力と聖霊の賜物に委ね、送りました。 /n伝道を妨げたユダヤ人魔術師  「聖霊によって送り出されたバルナバとサウロ」(4節)は、マルコと呼ばれるヨハネを助手として連れて、初めにバルナバの出身地であるキプロス島に向かいました。最初に着いたサラミス(聖書の後ろの地図7参照)では、ユダヤ人の会堂で神の言葉を告げ知らせ、島全体を巡りパフォスまで行きます(同地図)。パフォスは、ローマ総督パウルスの居住地でもありました。総督パウルスは賢明な人物で、二人を招いて話を聞こうしますが、総督と付き合いがあった魔術師で偽預言者のバルイエスは、自分と総督との関係が切れてしまうことを恐れ、総督を信仰から遠ざけようとします。 /n聖霊の力  二人に対抗するこの魔術師に対して、パウロは聖霊に満たされて語ります「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう」(10-11節)。魔術師は、神様の真理と神の国に逆らい、自分を悪の道具として悪魔に売り渡しています。見える世界において魔術師は、バルナバやパウロという人間に敵対していますが、それは同時に神を敵にして戦っていることでもあります。なぜならバルナバやパウロは、神様の言葉を伝え、その真理の言葉に近づこうとした総督の邪魔をしたからです。神様は、魔術師に裁きを下しました。彼はパウロの言葉通り見えなくなりました。 これを見た総督は、イエス・キリストの教えの偉大さと真理を目のあたりにして驚き、イエス・キリストを信じるに至りました。 /n私達が学ぶこと  第一に、聖霊の働きです。アンティオキア教会が、パウロとバルナバを、礼拝において聖霊の導きによって送りだしたことです。その結果、伝道に邪魔が入った時も、聖霊が豊かに働いて、神の業が現われました。第二に、当時の宗教混淆(こんこう)という時代の、にせものの宗教や魔術が盛んに活動する中で、キリスト教の信仰は、それらの教えに振り回されたり、影響を受けることはありませんでした。それゆえに聞く耳を持つ者は、信仰へと導かれたことです。神様に用いられる使徒達の働きを見る時に、神様の御計画を知る為の備えと聖霊の導きがあり、その聖霊が与えられる場所として礼拝があり、祈りがあり、断食がありました。今、私達の群れに、神様は何を求めておられるのか、そのことを知り、実践出来るように祈りたいと思います。

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