「救い主の誕生」 牧師 佐藤義子

/nイザヤ書9:5-6 /nルカ福音書2:1-14          /nはじめに   今日は3本目のローソクに火がともされました。来週はクリスマスです。今日の聖書は、ヨセフとマリアがヨセフの出身地ベツレヘムに旅したこと、そしてイエス様がお生まれになった時のことです。マリアは臨月を迎えていましたので、この旅がどんなに大変だったかは想像できます。しかも、ベツレヘムは旅人で混雑しており、どの宿屋も人と家畜で一杯でした。皆、自分のことで忙しく、初めてのお産を迎える若い女性をのことを気づかう人はおらず、飼い葉桶が唯一、赤ちゃんにとって安全なベッドでした。 聖書はこう記します。「<span class="deco" style="font-weight:bold;">宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」</span> /n何も持たずに・・。ただ神の国と御霊のみ。 イエス様のこのような生涯の始まりについて、ある人はこう語ります。「神様がイエス様を、この世のすべてのものを何も持たせることなく私達の間に置かれた・・」「イエス様の生きていかれる国は神の国であり、イエス様に与えられた賜物は『御霊の所有』でした」と。 /n羊飼いに告げられた大きな喜び 宿の中は暗いままです。産まれた幼子に何か変わったことが起こったわけではありません。 しかし外では素晴らしいことが起こっていました。徹夜で羊の群れの番をしていた羊飼いに、多くの人々が待って待って待ち続けた「<span class="deco" style="font-weight:bold;">救い主がお生まれになった</span>」という「<span class="deco" style="font-weight:bold;">大きな喜び</span>」が告げられたのです。 救い主誕生によって、それ迄罪の世界に生きていた私達が、神様の支配のもとで生きることが出来るようになり、神様と人間の断絶に和解の道が備えられました。 地上に平和の到来を告げる神様の救いのみ業です。