「これほど大きな救い」   牧師 佐藤 義子

/nヨナ書1:1-2:1 /nヘブル書2:1-4     /nはじめに  ヨナは、神様からニネベの都に神様の言葉を伝えるように命じられますが命令に背き、ニネベの町とは逆のタルシシュ行きの船に乗ります。ところが途中、海は大荒れとなり船は沈没しそうになり、この災難は誰が引き起こしたのか全員くじをひくことになり、くじはヨナに当たります。ヨナは自分が神の命に背いて逃げて来たことを白状し、自分を海に放り込むようにと言い、乗組員達は躊躇(ちゅうちょ)しながらもヨナを海に投げこみます。すると海は静まり、人々は神様を畏れます。海に投げ出されたヨナは大きな魚に飲み込まれ、三日三晩、魚のお腹の中で生かされ、神様に、悔改めの祈りをささげます。そして、魚はヨナを陸地に吐き出します。 /n神様に従ったヨナ 神様は再びニネベ行きを命じ、ヨナは「直ちに」ニネベの町を巡り、命じられた通り語ります。それは「40日後に、ニネベの町は滅びる」でした。町の滅亡を伝える仕事は気が重かったことでしょう。しかも滅ぼされる理由は「彼らの悪」(1:2)の故です。罪を犯し、堕落した生活を送っている人々は、ヨナの言葉を聞く耳を持っていないかもしれませんし、「滅亡」を叫べば殺されるかもしれません。それでもヨナは叫び続けました。 ところがヨナの想像とは違い、ヨナの言葉を聞いた人々は断食して悔い改めていくのです。滅亡の預言は王様の耳にも入り、王様は、このことが起こらないように町中の人々に断食命令を出し、悔改めて悪の道から離れるように命じます。それをご覧になった神様は町の滅亡を思い直されます。 /nヨナの不満 ヨナは、神様が町の滅亡を思いとどまったことに対しては不服でした。義である神様が、悪に対して裁かれるのは当然であると考えていたからでしょう。それなのに神様は気持を変えられたのです。ヨナは神様に、「<span class="deco" style="font-weight:bold;">わたしにはこうなることが分かっていました。あなたは、恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、災いをくだそうとしても思い直される方です</span>。」と訴えています。 /n救いの御計画 ヨナは暑い日差しに苦しめられます。そこで神様はヨナのために、とうごまの木を生えさせ日陰をつくりヨナを日差しから守りました(とうごまの茎の高さは4mにもなり、大きな葉っぱが交互に出て日陰を作る)。ヨナはとうごまの木をとても喜びますが、翌日、神様は虫に木を食い荒らさせ、木は枯れてしまいます。ヨナは再び暑さにぐったりとして「死んだ方がまし」と神様に訴えます。その時、神様の言葉がこのように臨みます。「<span class="deco" style="font-weight:bold;">お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまの木さえ惜しんでいる。それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、12万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから。</span>」 /n「これほど大きな救い」 今日のヘブル書の3節に「これほど大きな救い」とあります。具体的には、終末における裁きの時、神様を信じて従った者達に約束されている「永遠の命」をさします。この救いは、イエス様から弟子達に、更に御言葉を聞いた全ての人々に、確かなものとして証しされています。 ですから、地上でどのような困難や迫害があっても、私達に与えられているこの「大きな救い」に対して、むとんちゃくでいてはならない。 もっとまじめに、もっと真剣に、神様に従って生活をしていくようにと警告しています。ニネベの人々や王様は自分達に滅びが待っていることを知らされた時、食べることも飲むこともせず、あら布をまといひたすら救われる為に祈り願い、悪の道を離れました。神様は私達に「大いなる救い」を与えて下さる為に独り子イエス様を下さいました。私達は「大きな救い」をいただいた者にふさわしく歩んでいきたいと願うものです。

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